2012年11月23日(金) 12:00
フジキセキ産駒のサダムパテックが、マイルCSで悲願のタイトルを手にした。今年5月の京王杯スプリングCが、弥生賞以来1年2か月ぶりの勝利。早熟のように見えて早熟でなく、落ちても落ちても根性で這い上がる。それがフジキセキ産駒の持ち味だ。
サダムパッテックも決して死んではいなかった。三冠レースは皐月賞2着、日本ダービー7着、菊花賞5着。どれも善戦しながら無冠に終わり、オルフェーヴルが三冠馬に輝いてスポットライトを浴びるなか、存在感を失っていった。
しかし、皐月賞が1番人気、日本ダービーが2番人気に支持された馬である・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。