C.ウイリアムズ騎手(2)『ルーラーシップは日本のGIを勝てる』

2012年12月10日(月) 12:00

ウィリアムズ騎手インタビューの第2回は、世界の名手の競馬観に迫ります。レース前に必ず行っているという陰の努力、そして、異国日本での知られざる苦労とは。また、ジャパンCで3着にきたルーラーシップ。あの出遅れの真相にも迫ります。(12/3公開Part1の続き、通訳:木村孝也氏)


赤見 :私、ウイリアムズ騎手の乗り方がすごく好きなんです。姿勢が低くて、手綱が短くて、それでいて全然引っかからない。国によって、乗り方で変えていることってあるんですか?

ウイリアムズ :国によって傾向が全然違いますからね。例えば、僕は普段オーストラリアで乗っていて、イギリスでも2年間乗りましたが、そこも違いますし、香港も日本も違います。だから行くところによって、当然ながら合わせないといけないと思っています。

赤見 :海外と日本とでは馬場が全然違うと思うんですが、日本の馬場のイメージは?


おじゃ馬します!

「日本の馬場整備には驚きます」

ウイリアムズ :まず一番驚くのが、レースごとに馬場整備をしているでしょ。その人員の多さ。いかにお金をかけて馬場を整備しているかっていうことですからね。それがまずひとつと、何より日本のダートが…。あなたはダートのレースに乗ったことがありますよね? 日本のダートって、ベタっとした状態で、ダッダッダッダッってキックバックがすごいですよね。

なので、ダートのレースを走るなら、戦法は3つしかないです。「逃げる」「真ん中より前で外にいる」、あるいは・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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