2013年02月14日(木) 12:00
砂の猛者たちが一堂に会するフェブラリーS。ここに今年もまた、芝のGI戦線から刺客が送り込まれてくる。カレンブラックヒル──非凡なスピードを武器に無敗でNHKマイルCを制し、毎日王冠では古馬を撃破。初めての2000mとなった天皇賞(秋)でも、勝ったエイシンフラッシュからコンマ4秒差の5着に粘り、GI馬の底力を見せつけた。芝のバリバリの一線級が、今なぜフェブラリーSなのか。指揮官・平田修の胸の内に迫った。(取材・文:不破由妃子)
指揮官・平田修調教師
可能性の種をまいたのは、主戦・秋山。ブラックヒルを誰よりも知る彼の言葉だけに、平田の脳裏にも焼き付いたのだろう。
「天皇賞のあとに、オーナーと会食する機会があって、その時に初めてそういう話をしました。秋が終わった時点では、阪急杯か、中山記念か、あるいはフェブラリーSかっていう3つの選択肢があった。阪急杯を使うとしたら、高松宮記念も視野に…っていう話になったんだけど、そこは秋山が『もともとカーッとなるところがある馬だから・・・
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GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。