新種牡馬、それぞれの明暗

2013年02月22日(金) 12:00

 新種牡馬チチカステナンゴの不振は、導入した社台グループ、他の大手の牧場やオーナーにとっては大きな誤算となっている。

 先週のコラムで、今年のクラシック戦線に下克上が起きていると書いた。ディープインパクトの出遅れをその一因に挙げたが、もう1頭はこのチチカステナンゴだ。

 2008年の欧州クラシックで、2世代目のヴィジオンデタが仏ダービーを勝利。にわかに注目を集める中で、社台グループが導入を発表したのはその暮れのことである・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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