真価が問われるディープインパクト産駒

2013年03月01日(金) 12:00

 いよいよクラシックのトライアル戦が始まる。その第1弾、今週の弥生賞は皐月賞に向けて、チューリップ賞は桜花賞に向けての重要なトライアル戦だ。3着馬までに優先出走権が与えられる。

 昨年のクラシック戦線で旋風を巻き起こしディープインパクトは、2月末までに重賞勝ち馬を6頭も(2歳の重賞も含む)送り出していた。ところが、今年の3歳世代はいまだにゼロ。勝ち上がり率、昇級戦の突破率は昨年と変わらぬ素晴らしさだが、いざ重賞となると勝ち切れない。

 その理由を、昨年のダービーで燃え尽きた産駒が目立った反省から、単に無理使いを避けているだけのことと考えていた。しかし・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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