2013年03月25日(月) 18:00
ヴィクトワールピサとデムーロ騎手
年が明け、2011年初戦の中山記念もひとマクリで楽勝したヴィクトワールピサとデムーロのコンビは海を越え、世界最高賞金を誇る中東の世界決戦に勇躍と臨む。この年のドバイワールドCには同馬を含む3頭の日本馬が出走。最有力と見られていたのは、有馬記念以来の実戦となったブエナビスタで、欧州ブックメーカーのオッズなどでも、ヴィクトワールピサは中穴の域を出ていなかった。
デムーロ自身、「正直言ってレース前は勝てるという自信はありませんでした。世界中から強い馬が集まり、ハードなレースになるだろうと思っていました」と、当時の心境を吐露する。
現地ではレース週の調教にも一度跨ったデムーロ。「たしか水曜日だったと思いますが、軽めのキャンターに騎乗しました。タペタにも上手に対応していて、なによりも馬の状態が日本にいる時と同じぐらい素晴らしいものだと感じ、安心しました」と、振り返る。
有馬記念と同様に先行して持久力を生かす競馬をイメージしていたデムーロにとって、レース前に気になったのはブエナビスタよりも・・・
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