2013年05月10日(金) 12:00
涙で顔をくしゃくしゃにしてインタビューに答える。ひと昔前ならよく見かけた光景だが、すべてがビジネスライクに動く今の競馬では、めったにお目にかかれない。
NHKマイルCの勝利インタビューに答える柴田大知騎手を見て、いろいろと考えさせられた。義理や人情を重んじるのは、日本人のいいところだ。かつての競馬も、その義理と人情の上に成り立っていた。
だが、時代が大きく変わり、今や・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。