キングカメハメハの体調不良で変わる今シーズンの種付け事情

2013年05月17日(金) 12:00

 キングカメハメハが今シーズンは体調を崩し、種付けを中止したままだという。体重が100キロも減っているとか、いろんな噂が聞こえてくる。先日も、北海道在住の知人ライターからこんな話を聞いた。

「社台グループでは、キングカメハメハを予定していたサンデー系牝馬が、ローエングリンやジャングルポケットに矛先を変えています。ローエングリンは皐月賞を勝ったロゴタイプ効果ですが、人気を落としていたジャングルポケットにまで特需が起きている」

 サンデーの血を受けた日本を代表する最高繁殖牝馬群が、今、受難の時を迎えている。昨夏デビューしたチチカステナンゴは、非サンデー系種牡馬のホープとして期待されていたが・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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