カレンブラックヒル、ロードカナロアなど安田記念分析

2013年05月28日(火) 18:00

 先週の日本ダービー。No.1予想での買い目は単勝が的中したのみ、成績としては、ごく平凡なものに終わってしまいましたが「キズナが勝った」ということに対する自己満足度は120%。コラムにも記しましたが、デビュー前から『ダービーを勝つ馬』だと思っていただけに、それが実現したことで、達成感に満たされました。

 過去に「ダービーで本命を打つような馬はデビューから本命を打ち続ければいけない」と聞いたことがありましたが、当時は「そんなことできるわけない」なんて思っていました。しかし、それは「できるわけない」のではなく「できる自分ではない」。それだけ経験や技術が未熟だったということです。キズナに対して、デビューから本命を打てたことで、自分が完成されたとは、到底思えませんが、少なくとも、若かったあの頃の自分よりは大人になったのかな、なんて思ってしまいます。

 予想を的中させることが、私の最大の仕事であることは自覚していますが、日本ダービーっていうレースは自分自身の歴史を振り返る上で、非常に重要なレースなのかも知れない。そんな感じで、いろんなことが勉強できた、今年の日本ダービーでした。

 さて、今週の安田記念。正直、どの馬に本命を打つべきなのか、考え出すと収拾がつかない、そんなメンバー構成ではないでしょうか。まず、最初にレポートするのは、マイルが初めてとなるショウナンマイティ。


「マイル向きの追い切り」をしたショウナンマイティ

「マイル向きの追い切り」をしたショウナンマイティ

 前走大阪杯から、レース間隔が空いていますが、この中間の調教量は非常に多くなっています。そういった、じっくりとした本数の積み重ねがあるからこそ、できたと思われるのが・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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