安田隆行調教師/安田記念 Part2 『4歳に大きく成長、師も自慢の綺麗なフォーム』

2013年05月30日(木) 12:00

安田隆行調教師

2着に敗れた3歳時のジュニアC(内)

 3歳時とはいえ、芝1600mはジュニアCで2着。その敗戦がハナに立って、差されるレース内容だったこともあり、あのレースぶりからは「距離が長い」と判断されても仕方ないマイル戦。ただ、これに関して、安田隆行調教師は強い口調で、過去と現在を比較する。

「4歳の夏から秋にかけて、精神的にも落ち着いて、非常に成長を感じていましたが、今年に入ってから、更に落ち着きを感じます。普段の調教から、追い切りまで、決して行きたがるような素振りを見せませんし、とにかく、折り合いに関しては全く心配ありません。そういった精神面での違いが、3歳時とは違いますよね。また、ジュニアCは3歳限定のマイル戦。今回の安田記念とはレースペースも違うと思います。マイルに関して『大丈夫』だとは言えませんが、少なくとも、ジュニアCとは違う、これは間違いないですね」

 2011年ジュニアCの前半3Fの通過タイムは35.2秒。2012年安田記念の前半3Fは33.8秒。競馬場の違い、馬場の違いはあるにせよ、師が指摘する「レースペース」の違いは明らか。ジュニアCの2着を引き合いに出して、マイルが通用しないというのは、少し違うのではないだろうか・・・

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