カレンブラックヒル&ヴィルシーナ、注目2頭の仕上がりを調教診断!/安田記念

2013年05月30日(木) 12:00

まさかのダート参戦となったフェブラリーSで惨敗。その後、芝に戻ったマイラーズCでは1番人気で4着。巻き返しを狙うGI馬カレンブラックヒルの状態は? また、ヴィクトリアMで悲願のGIタイトルを手にしたヴィルシーナ。激戦の疲れはないのか? 注目2頭の出来を、調教捜査官・井内利彰氏が診断!


坂路を上がるカレンブラックヒル

坂路を上がるカレンブラックヒル

 安田記念と同じ東京芝1600mはNHKマイルCでGI制覇しているカレンブラックヒル。その後は、同じ条件を使うことがなかったため、3戦続けて馬券圏外となっているが、最も今回の条件に近い、前走マイラーズCでは58キロを背負いながら、勝ちに行く競馬で4着。これが最も評価できる内容だろう。

 とはいえ、このままではいけない。そのように判断した陣営は、最終追い切りで「メンコを外す」という策を選んできた。画像は28日の坂路での普通キャンターの様子なので、メンコを着用しているが、最終追い切りでは、この黒いメンコを外している。29日は秋山真一郎騎手が騎乗して、単走で追い切られているが、その時計は4F53.4〜3F38.3〜2F24.6〜1F12.3秒。ラスト2Fは数字的に速いが、見た目にも迫力ある内容だった。

 実はフェブラリーS15着時・・・

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