酒井学騎手(1)『完勝の平安S、スタート直後に“うそやん!”』

2013年06月03日(月) 12:00

施行時期を5月に移動して行われた今年の平安S。王者の風格で圧勝したのが、昨年のジャパンCダート覇者・ニホンピロアワーズです。パートナー・酒井学騎手の、主役として帝王賞へ挑む心境とは。そして、柴田大知騎手の涙など、騎手にまつわるストーリーが多く見えた春のGI戦線。ご自身も苦労の末につかんだ“GI”について、たっぷり語っていただきました。


:ニホンピロアワーズのお話からお聞きしたいのですが、今年緒戦のアンタレスSが2着で、先日の平安Sでは、圧倒的な1番人気に応えての勝利。圧巻のレースを、学さんと映像を見ながら振り返っていきたいのですが。

酒井 :映像はいいわ〜。もう50回くらい見たもん(笑)。自分大好きだから(笑)。

おじゃ馬します!

“ニホンピロ”主戦・酒井学騎手

:あははは(笑)。レースを見ていて、まさに“貫禄勝ち”といえる内容でしたが、枠順が1枠1番の最内。今回の位置取りについて、「どの馬が行くかな」「どの位置で行こうかな」というのは、どう思っていらっしゃったんですか?

平安Sのレース映像

酒井 :まずは、武豊さんのトウショウフリークと、一番外枠に入ったC.デムーロ騎手のアントニオピサ、その辺が行くだろうなというのがあったんですが、実際にスタートを切ってパッと横を見たら、ナムラタイタンがいて、「うそやん!」と思いました。

:ナムラタイタンは、ニホンピロアワーズと同じ大橋勇樹厩舎ですね。

酒井 :そうなんですよ。乗っていた太宰啓ちゃん(太宰啓介騎手)も同期なので、・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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