サンデー系の牝馬が成功の鍵となるか

2013年06月14日(金) 12:00

 2歳戦に初産駒を送り出す新種牡馬を、今週から血統登録数の多い順に紹介していく。まず第1回目はコンディット。種付頭数(111頭)、生産頭数(90頭)、血統登録数(88頭)でナンバーワンの実績を誇るが、競走成績も抜けた存在だ。

 デビューは2歳の8月。初勝利は3戦目、7戦目のゴードンS(英GIII)で重賞初制覇と、それほど目立つ馬ではなかったが、続く菊花賞に相当する英セントレジャー(英GI)を勝利してクラシック馬に輝いた。

 ただ、近年の英セントレジャーはかつての権威を失っている。このレースを勝ったからといって、種牡馬としての価値が上がるものではない。・・・

続きはプレミアムサービス
登録でご覧になれます。

登録済みの方はこちらからログイン

バックナンバーを見る

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

新着コラム

コラムを探す