注目のヨハネスブルグ、その魅力と課題

2013年06月21日(金) 12:00

 新種牡馬紹介の第2回目は、84頭の血統登録数を誇るヨハネスブルグ。アラジ以来となる史上2頭目の欧州2歳チャンピオン、米2歳チャンピオンを同時受賞したワンダーホースだ。

 3歳時が不振で株を落としたが、ヨハネスブルグの血統的な魅力は、近親に成功種牡馬のテールオブキャット、プルピットがいる点にあるだろう。ともにGIIどまりの競走成績ながら、種牡馬となるや大成功し、前者はストームキャット系の、後者はシアトルスルー系の発展に貢献している。

 確かにヨハネスブルグも、・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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