SSとBTの後継新種牡馬たち

2013年07月26日(金) 12:00

 新種牡馬32頭の中にサンデーサイレンス産駒が11頭いる。このうちGI勝ち馬はマツリダゴッホだけだが、サンデーサイレンスの遺伝力の確かさは周知のとおり。後継種牡馬の相次ぐ成功は、GIを勝てなかった馬のみならず、中下級、不出走に終わった馬にまで及んでいる。

 不出走馬のエイシンサンディが、初期にそれをいち早く実証。近年では、ゴールドヘイローが新たに頭角を現している。現JRA重賞3勝のトウケイヘイローを出しているが、自身は南関東で走り、公営重賞の3着すらなかった馬だ。

 こんな調子だから、GI勝ちのないスウィフトカレントでも・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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