夏の「一級種牡馬」、ファルブラヴ

2013年08月09日(金) 12:00

 取り上げるのが遅くなったが、ファルブラヴ産駒のアイムユアーズ、スピードリッパーが、7月のクイーンSでワンツーフィニッシュを決めた。クビ差2着に入ったスピードリッパーは8頭立ての最低人気。同一種牡馬の組み合わせで、馬連が6370円の高配当となった。

 ファルブラヴは伊仏日英愛米、香港で26戦13勝。シンボリクリスエスを破った2002年のジャパンCを含め、世界5か国でGIを8勝した名馬だ。ジャパンCを勝って強くなり、翌2003年に全欧古馬チャンピオンと、イギリス年度代表馬に選ばれている。

 しかし、種牡馬としては水準級の成功といったところ。日本で重賞勝ち馬は5頭出しているが・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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