中井裕二騎手(2)『“どや、菱田!!”中井裕二vs菱田裕二の熱きバトル』

2013年09月09日(月) 12:00

今週は、最初に『50の質問』のラスト10問をお届け。「この場を借りて謝りたい事」「自分のエネルギーになっているもの」など、深層に触れる質問が続々登場します。そして、インタビューにも突入。騎手を目指したハングリーなきっかけや、競馬学校での過酷な生活を告白します。(9/2公開Part1の続き、聞き手:東奈緒美さん)


 まずは、中井騎手を丸裸にする怒涛の『50の質問』、残りの10問からお届けします!

―Q41.今までで一番感動した事は?
 映画の『クイール』です。盲導犬の話で、あれは泣きましたね。あと『戦火の馬』という映画があるんですけれど、それも良かったです。映画はすごく好きで、よく先輩方と一緒に見に行きます。

―Q42.今までで一番大変だった事は?
 やっぱり、競馬学校の受験勉強ですかね。国語と社会を「これでもか」というぐらいやりました。地元の花火大会の時も勉強していて、「あぁ、俺がんばっているな」と思ってました。

おじゃ馬します!

受験勉強を「これでもか」というくらい

―Q43.今までで一番恥ずかしかった事は?

 恥ずかしいことをしても、笑いに変えている気がします。それこそ、ベタですけど授業中におならが聞こえて、「えっ、誰?」「ごめん、俺やねん」って言うタイプなんで(笑)。だから、恥ずかしかったことはあまりないです。

―Q44.最近、大笑いした事は?
 藤岡康太先輩の何気ない一言が、すごく面白いんです。康太先輩はすごく楽しい方で、言い方は悪いですけど、いちいち面白いことを言うんです(笑)。だから康太先輩がしゃべると、僕は大体大笑いしていますね。頭の回転が速いんです。そういうところも見習いたいですね。

―Q45.最近、悩んでいる事は?
 ないです!「なさそう」ってよく言われます(笑)。まぁでも、悩みがないと言ったら、それはそれでウソになるんですけどね。競馬の話になりますが、やっぱり負けると悔しくて。自分の騎乗技術にすごく腹が立って、感情的になるところがダメですね。私生活では何もないです。

―Q46.この場を借りて、謝りたい事は?
 長浜博之先生(元所属先)に謝りたいです。競馬でも私生活でも、すごく迷惑をかけてしまっているので。本当に謝りたい。いつか恩返しができて、きちんと謝れる日が来ればと思っています。

―Q47.一つだけ願いが叶うとしたら何を願う?
 透明人間になりたいです。何をしたいか? って、それ聞きます(笑)?

―Q48.一生のうちでやり遂げたい事は?
 リーゼント以外ですと(詳しくはQ36へ)、母親をどこかに連れていってあげたいです。うれし過ぎて泣いてしまうくらいのことをしてあげたいなって。サプライズだから、作戦を練らないといけないですね。一生に一回とかではないですけど、それはすごく思っています。

―Q49.一番の宝物は?
 長浜先生と、同期の菱田裕二。長浜先生は、血のつながった家族のような感じで。競馬で良い結果を出せて、長浜先生が「よかったな」って笑って迎えてくださるのがすごくうれしいんです。一番笑っていて欲しい人です。

―Q50.あなたのエネルギーになっているものは?
 菱田裕二です。競馬もそうですし、私生活でも。あいつのほうが、まぁモテるんですよ。でも、チョコレートの数は勝ったんですけどね。僕のはこそっと、オカンからのも入っていますけど(笑)。あいつはすべてにおいてライバルで、僕のエネルギーでもあります。

おじゃ馬します!

菱田騎手の初勝利時に2ショット

※ライバルの2人

菱田裕二騎手:40勝で関西リーディング8位

中井裕二騎手:26勝で関西リーディング20位

(2013年9月1日現在)

――『50の質問』終了。


:お疲れ様でした。

中井 :こんな答えで大丈夫でしたか?

:若くてパワフルな感じがいいと思います。等身大の中井君のことがよく分かりました。

中井 :ありがとうございます!

:最初の質問にもありましたが、京都の亀岡の出身ということで、何で騎手を目指そうと思ったんですか?・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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