中井裕二騎手(4)『岩田さんは同じ目線になってアドバイスしてくれます』

2013年09月23日(月) 12:00

中井騎手インタビュー、最終回の今週は、技術向上を目指して先輩ジョッキーの技を体得しようとする中井騎手の姿に迫ります。川田騎手には、返し馬の大切さを教わったと言います。岩田騎手から学んでいることとは? そして、“憧れの人”武豊騎手に近づけるように研究しているという、驚きの内容とは?(9/16公開Part3の続き、聞き手:東奈緒美さん)


:レースに関して、今のテーマってありますか?

中井 :納得してもらえるレースをすることですね。自分が納得できて、調教師さん、厩務員さん、馬主さんにも納得していただく。「中井を乗せてよかったな」と思われるようになることが、今一番のテーマですね。あとは、ゲートです。どれだけ武豊さんのスタートに似せられるかというのを、今僕はテーマにしています。

:豊さんのスタートを参考にしているんですか。

中井 :はい。豊さんのレース映像をひたすら見ていますし、あと、競馬でゲートが横になることがあるんですけど、そういう時はもう、のぞくようにして見て(笑)。

おじゃ馬します!

武豊さんのスタート技術を研究してます

:それは逆に遅れる遅れる(笑)。

中井 :はい(笑)。でも、豊さんのスタートは本当にすごいと思います。しかも、横に豊さんが入っただけで、ちょっと緊張するんですよね。その感じがスマートで、すごくかっこいいです。

:なんか、ホレていますね。豊さん、今頃くしゃみされてますね(笑)。豊さんって差してくる印象もありますが、逃げて勝たれることも多いですよね。

中井 :本当、そうなんですよ。豊さんってどっちもできるじゃないですか。計算したような末脚で、キズナでダービーを勝たれたり、トウケイヘイローでまんまと逃げ切ってみせたり。その辺がすごいですよね。

おじゃ馬します!

鮮やかな逃げ切り、トウケイヘイローの札幌記念

:ペース配分なんですかね?

中井 :多分馬が・・・

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東奈緒美・赤見千尋

東奈緒美 1983年1月2日生まれ、三重県出身。タレントとして関西圏を中心にテレビやCMで活躍中。グリーンチャンネル「トレセンリポート」のレギュラーリポーターを務めたことで、競馬に興味を抱き、また多くの競馬関係者との交流を深めている。

赤見千尋 1978年2月2日生まれ、群馬県出身。98年10月に公営高崎競馬の騎手としてデビュー。以来、高崎競馬廃止の05年1月まで騎乗を続けた。通算成績は2033戦91勝。引退後は、グリーンチャンネル「トレセンTIME」の美浦リポーターを担当したほか、KBS京都「競馬展望プラス」MC、秋田書店「プレイコミック」で連載した「優駿の門・ASUMI」の原作を手掛けるなど幅広く活躍。

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