ここ一番の底力、今年も上位独占の流れか

2013年10月11日(金) 12:00

 オルフェーヴル、キズナの敗戦は残念だった。しかし、嘆いても仕方がない。気を取り直して、今週の秋華賞に目を向けることにしよう。

 もしキズナが菊花賞に出ていれば状況は変わったかもしれないが、ディープインパクトの牡馬は、3歳の秋を迎えると何だか頼りない。春は飛ぶ鳥を落とす勢いなのに、それを秋まで持ち越せないでいる。

 だが、牝馬は違う。昨年のジェンティルドンナ、ヴィルシーナで決まったような上位独占の流れが、今後も起こり得るだろう。

 今年の場合は、桜花賞を勝ったアユサンが脱落。オークス2着のエバーブロッサム、同3着のデニムアンドルビーが代わって浮上することになった。ディープインパクト牝馬の・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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