2013年10月18日(金) 12:00
慣れぬ予想はやるものではない。先週の秋華賞はみごとに外してしまった。さりとて今週は菊花賞。懲りずに血統的な見地から、何頭か取り上げてみたい。
菊花賞はスローの流れで進み、スタミナを温存して最後の直線でヨーイドンの瞬発力勝負になると、中距離血統にも勝つチャンスが出てくる。だが、スタミナに自信のある実力馬が早めに動いてレースをつくり、そのまま押し切る流れなら話は別。昨年のゴールドシップがそのいい例だ。結果として2着、3着にもステイヤー色の濃い馬が入った。
おそらくエピファネイアも早めに動いて、ゴールドシップのようなレース展開に持ち込むだろう。神戸新聞杯はそれを試した感じだった。皐月賞、日本ダービーともに決め手のある馬に屈したが、いい脚を長く使うのがこの馬の持ち味。神戸新聞杯のようなレースができるなら・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。