ジェンティルドンナ、エイシンフラッシュなどジャパンC分析

2013年11月19日(火) 18:00


 先週のマイルCS。1着トーセンラーには○を打って、3連単も1着に入れ、2着ダイワマッジョーレも△の1番手。◎クラレントさえ、しっかりと結果を出してくれれば、馬券も的中したはずですが、まさかの11着。

 直線、舌を出していたのは、前走毎日王冠と同じでしたが「舌を出しても、前走のように結果が出ていたので、今回もそのままにしておいた。今回は、完全に舌がハミを越していたので、(レースに悪)影響があったと思う。次は縛って出走させる」と橋口弘次郎調教師。レース前から、舌を縛ることも検討していたとのことですが「舌を縛ったことを気にしては困ると思ったので」と釈明。師は12キロ増の馬体重は敗因として挙げていませんでしたが、馬体増が舌を越す要因となった可能性は否めません。

 今週はジャパンC。今週のように、敗因釈明から入るのではなく、ぜひとも勝因を書きたいレース。主役の1頭、ゴールドシップについては『激白』のコーナーで、取り上げることになっていますので、どうぞ、そちらをご覧ください。

 まずはジェンティルドンナ。今回はR.ムーア騎手が手綱を握るということで、1週前追い切りにはジョッキーが跨っての併せ馬。その動きは、ラスト1Fを過ぎても、前を捕まえる気配がなく、届くかどうかという雰囲気でしたが、手前を替えた瞬間にあっさりと前に並んでゴール。少しエンジンの掛かりが遅い印象もありましたが、遅れていないので、評価を下げることはないと思います。

 今朝もいつも通り、坂路を2本乗る調整でしたが、その表情は「らしさ」が出た、闘争心を感じるもの。追い切り本数の多い方が調教適性の高いレースなので、追い切り本数は標準になるだろうジェンティルドンナを高く評価するつもりはありませんが・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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