2歳馬 チチカステナンゴ産駒分析

2013年12月04日(水) 18:00


◆昨年よりややしっかりした馬が多い今年デビューのチチカステナンゴ産駒

 引き続いて、気になる2歳馬を、先週の結果からM的血統論を中心に分析していきたいと思う。

 土曜には葉牡丹賞(中山芝2000m)が行われたが、このレースのカギを握ったのは、チチカステナンゴだった。まだチチカステナンゴについては辞典で簡単に解説した以外、詳しい話をしていなかったように思うので、せっかくなのでその特徴を中心に、今週は見ていきたい。

 勝ったのは3番人気キングズオブザサン。他の6着以内の馬は全て3角7番手以降の差し馬が独占する競馬を、先行から押し切るという強い内容だった。

 私はこの馬を本命に予想していたのだが、それはバウンド延長というステップと、父がチチカステナンゴだったからだ。

 チチカステナンゴについては、昨年の種牡馬辞典でC系の血統構成だという話をした。

 ただ全体的に緩い産駒が多く、初年度産駒は使い詰めていくと疲れが出るパターンも多かった。またスピードの乗りが悪く、短縮の適性もいまいちだった。

 今回は・・・

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今井雅宏

ストレス、ショック療法など、競走馬の心身構造を馬券にする「Mの法則」を発見し、従来の競馬常識を完全に覆した。現在は、競馬雑誌等で活躍中のほか、馬券研究会「Mの会」を主催し、毎週予想情報の提供を行なっている。主な著書に「短縮ショッカー」、「ウマゲノム版種牡馬辞典」、「ポケット版 大穴血統辞典」などがある。

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