朝日杯FSで注目のマイナー血統

2013年12月13日(金) 12:00


◆父はマイナー血統でも母系が優秀なショウナン二騎

 近年、クラシックを意識する馬は1800-2000m戦でデビューし、多くがその後もマイルは使わない。まだ学習段階の馬ばかり。短距離戦を使い、そこでスピード対応の走りを習得してしまうと、皐月賞、ダービーに対応できなくなる危険性がある。

 今春のコディーノがそのいい例かもしれない。中距離の札幌2歳S、東京スポーツ杯2歳Sを勝ち、クラシックの有力候補の呼び声が高かったが、朝日杯FSを使ってから走るリズムがおかしくなった。

 賞金的においしいレースだし、勝てばまず最優秀2歳牡馬に選ばれる。しかし・・・

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吉沢譲治

血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。

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