2013年12月19日(木) 18:00
◆久しぶりに味わうオルフェの背中
いよいよラストラン。もう一度オルフェーヴルとコンビを組む、今の率直な気持ちは――。
「宝塚記念を回避した時に、正直もう乗れることはないのかなと思ってました。それがまた最後に有馬記念に乗れる。もう嬉しいっていう気持ちがほとんどですね。プレッシャーよりも、乗れる喜びの方が今は大きいです。久しぶりにオルフェーヴルの背中に乗るわけですけど、やっぱり全然違います。すごくいいですよ。気持ちいいです。『ああ、オルフェーヴルに乗ってる』って思います。調教だけでも緊張しますね」
頂点に立つ喜びと、騎手を辞めたくなるほどの苦悩を教えてくれたオルフェーヴル。池添にとって、どんな存在なのだろうか。
「与えてもらったものが大きすぎますよね。三冠ジョッキーにしてもらったし、走る馬っていうのはこういうものなんだ、こういう背中なんだっていうのも教えてもらいました。この先ジョッキーをやっていく中で、これは大きな財産だと思います。この馬とは、本当に色んなことがありましたからね(笑)。メンタル面はすごく強くなったと思いますよ。そうじゃないと多分やっていけないから。本当に特別で、感謝してもしきれない馬ですね」
池添はこれまでにも、数多くのGIを勝っている。しかもそのお手馬たちは、オルフェーヴルがそうであったように、一筋縄ではいかない個性派揃いだ。
「スイープトウショウ、デュランダル、ドリームジャーニーと、みんな気性がキツくて自分を出して来る馬たちなんですよね。何故かそういう馬ばっかり集まって来るので、自分は・・・
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GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。