クラシックへ向けて新星登場なるか!? クイーンC(GIII)

2014年02月11日(火) 18:00


 クラシックに向けて賞金を加算する意味で重要な一戦となるクイーンC。今年は阪神JFでレッドリヴェール、ハープスターと接戦を演じたフォーエバーモアが主役となりそうだ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

 フォーエバーモア(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)は阪神JFでレッドリヴェール、ハープスターと接戦を演じており、ここでは実績的に抜けた存在。クラシックに向けて負けられない一戦だ。

 ニシノアカツキ(牝3、美浦・武藤善則厩舎)はフェアリーSで2着と好走。フォーエバーモアは強いが、他馬には先着したいところだ。

 マジックタイム(牝3、美浦・中川公成厩舎)はきんもくせい特別を制して臨んだ阪神JFで6着に入線。素質の高さを示したし、このメンバーなら上位争いは必至だろう。

 その他、抽選組では素質の高そうなヤマノフェアリー(牝3、栗東・矢作芳人厩舎)辺りに注目したい。発走は15時45分。

【データ分析/過去10年】

人気…連対率70%と1番人気が圧倒的な成績。ただし昨年は1番人気コレクターアイテムが9着に敗れて波乱を呼んでいる。

キャリア…目立った数字はキャリア2戦の連対率21%、3戦の17%といったところ。なお前走が新馬、未勝利だった連対馬は08年のライムキャンディ(2着)のみとなっている。

◆フォーエバーモア

・血統診断/望田潤

 母エターナルビートは好配合でクリスタルC2着と競走能力をみせ、繁殖としても共同通信杯3着マルカジークなどを産んでいる。その父PentelicusはG勝ちのないスプリンターだったがUnbridledとは父と母系が同じ3/4同血で、AspidistraとRough'n Tumbleのクロスも同じ。エターナルビートは米血が強い血脈構成なので、母系を欧血で固めたネオユニヴァースとの配合もバランスが良い。早め先頭の正攻法で踏ん張った阪神JFは決してフロックではなく、サンデー系×ミスプロ系らしい細身でしなやかな体質なので東京コースも合っている。距離は1800mがベストだろうが牝馬同士ならマイルも中距離もOK。

◆マジックタイム

・血統診断/望田潤

 母タイムウィルテルはフローラS2着、その母フサイチカツラはダイヤモンドS4着。ハーツクライ×ブライアンズタイム×Sadler's Wellsとくればステイヤーと言ってもいい血統だが、ハーツクライ牝駒は・・・

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netkeibaライター陣

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