2014年02月14日(金) 18:00
◆しぶとさ・根性を感じる馬を中心に
スイスのサン・モリッツ湖での雪上競馬はいまが真っ盛り。写真で目にしたことがあるだけですが雪けむりの迫力には圧倒されます。 100年以上の歴史を誇るのですから凄いですよね。自然に応じた馬文化が存在するという事実がうれしいなあ。 人も馬も大地が故郷だと思えば流れに身を任すことも必要なのでは。焦ることなく競馬と向き合いたい季節です。
このクイーンC。過去10年の勝ち馬に視線を送ると大物の輩出ぶりに驚かされる。 のちのGI馬を5頭出しておりその年のオークス馬、エリザベス女王杯の覇者が1頭ずつ。 残りの3頭は翌年、4歳を迎えてヴィクトリアマイルを手中に収めているのだ。
この傾向を重視してわずかなキャリアにおいても強い印象を与えてくれた馬に注目したいと思う。 またのちのGI馬5頭は切れ味よりしぶとさ。そして根性に秀でていた特徴を持つ。 粘り腰とハートのよさがポイントになるのではないか。
中心はデルフィーノ。 初戦はじっくりレースを運び、内にもたれる若さを覗かせて快勝。 2戦目は気負う面を見せたが馬の後ろで我慢。直線でまえがあくのを待ってしぶとく差を詰めている。 良化途上であり芯の強さを伝えてくる中身だ。 初戦の内容から・・・
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藤村和彦
1992年から2010年までスポーツ新聞社で中央競馬を担当。ラジオ関西・競馬ノススメ(毎週土曜16時30分〜17時)にレギュラー出演するなどフリーランスで活動している。