2014年02月14日(金) 18:00
◆決め打ちならジェンティルドンナ
京都記念における1番人気馬の成績は過去10年(5.3.0.2)。その時点でG1勝ちがあったのはブエナビスタだけなのだが、そのわりに堅調である。
前走レース別成績ということで見ると、有馬記念組が(3.2.0.4)、日経新春杯が(2.0.3.12)、香港ヴァーズが(2.0.0.0)となっている。前走G3組はトータルで(2.4.1.19)なのだが、これを買うべき馬とそうでない馬に峻別するには、前走着順より前走人気を見たほうがいい。前走3番人気以内馬は(2.3.0.4)で回収率が単138%・複104%。前走4番人気以下馬は(0.1.1.15)で複回収率58%なのだが、ここには前走がダイヤモンドS取り消しだったジャガーメイル(京都記念で3番人気2着)も入っている。
今回人気が予想されるジェンティルドンナは前走JC=G1組でかつ勝ってきた馬。ここでいまさら崩れる理由もないし、レース間隔が開くことも問題はない。馬券から外すのは難しい存在だろう。
トーセンラーは京都巧者ということで期待されそうだが・・・
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須田鷹雄
1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。