2014年03月21日(金) 12:00
◆以前より広がった感のある東西格差
先週の中央競馬が終わった時点で、関西の3歳オープン馬は85頭。対する関東は49頭。西高東低はもう慣れっこになっているが、格差が以前に増して広がった気がする。
調教師ランキングになると関東はもっと哀れだ。関東でベストテン入りしているのは6位(10勝)の堀調教師のみ。1位(17勝)の矢作調教師から、10位(9勝)の中村調教師まで、みごとに関西の調教師が並んでいる。その勝ち星の総計は103勝。ベストテンの勝ち星の9割を、関西の調教師が稼いでいる計算になる。
ディープインパクトの3歳馬も、関東馬で上位25傑に入っているのはベルキャニオン、アデイインザライフ、サトノフェラーリの3頭のみ。残り22頭はハープスター、ミッキーアイルを双璧に、ずらりと関西馬が居並んでいる。
その生産牧場もノーザンファーム10頭、社台コーポレーション白老ファーム4頭、社台ファーム1頭。日高の牧場もディープインパクトをけっこう付けているが、上位に名を連ねるのは社台グループの生産馬ばかりだ。むろん、これも・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。