2014年04月25日(金) 12:00
◆桜花賞も皐月賞も大手牧場が独占状態
GIの第1弾、ダートのフェブラリーS。第2弾、スプリントの高松宮記念。毎年、ここまでは日高の牧場にもチャンスはある。しかし桜花賞、皐月賞を迎えると状況が一変する。
今年も桜花賞は、1着がノーザンファーム、2着と3着が社台ファーム。皐月賞は1着が社台コーポレーション白老ファーム、2着がノーザンファーム、3着がビッグレッドファームだった。社台グループのほぼ独占状態となっている。
社台グループ以外で食い込めるのは、ビッグレッドファーム、下河辺牧場、千代田牧場、高昭牧場といった牧場と、外資の牧場ぐらいのもの。日高の多くの牧場がなかなか馬券に絡んでくれない。この格差は2000年代に入って顕著で、それが年々激しくなっている。小が大を食う逆転劇や、マイナー血統がメジャー血統を負かす痛快劇は、もはや遠い過去の話となってしまった。
しかし馬券という視点では、極めてわかりやすい構図だ。要は・・・
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吉沢譲治
血統評論家。月刊誌、週刊誌の記者を経てフリーに。著書「競馬の血統学〜サラブレッドの進化と限界」で1998年JRA馬事文化賞を受賞。「最強の血統学」、「競馬の血統学2〜母のちから」、「サラブレッド血統事典」など著書多数。