内枠が気になるも……軽視で本当に大丈夫?/オークス

2014年05月23日(金) 18:00


◆「内枠有利を改めて認識した」が…

井崎 先週のヴィクトリアマイル、着眼点は悪くなかったと思うだけに悔しいなあ。昨年の覇者がここまで人気を落としている時点で、拾わなきゃダメだよね、やっぱり。

須田 とはいえ、牝馬のほうが調子を落としてからの立て直しは難しいワケで。しかもヴィルシーナの場合、2走連続ふたケタ着順から一気の巻き返しですからねえ。

井崎 まあ「逃げて勝つ」まで読むのは、エスパーじゃないと無理だろうけどな(笑)。ただ、今の東京芝が内枠を重視すべき状況だというのは、改めて認識したよ。

須田 それが今週のオークス予想にうまく生かせるといいんですが、一筋縄ではいかない枠番になった気がしますよ? しかもここは、ハープスターが一強ですからねえ。

井崎 単勝オッズ1倍台は間違いないし、1.5倍以下になる可能性も濃厚だもんなあ。レッドリヴェールがいないとなると、完全に相手探しのレースってイメージだよね。

須田 あとは、これまでと同じようなレースをして、同じ結果が出せるのかどうかという「自分との戦い」ですよね。この馬の場合、アッサリ勝っちゃいそうな気もしますが。

井崎 馬場によっては、上がり32秒台の脚が使えるんだもんなあ。ちょっと前には「34秒台の末脚」でも大したモノだったのに、時代の流れを感じる話だよねえ……。

須田 井崎センセイ、20年近く前の話を「ちょっと前」で片付けるのは、さすがにやめていただきたい(笑)。それに時計だけでいえば、今の京都のほうがヤバいですよ。

井崎 そういえば先週土曜日、都大路Sでグランデッツァがとんでもないレコード出してたよね。アレさ、思わずレースの距離を確認しちゃったよ(笑)。

須田 そんな余談はさておき、消去ネタでふるい落とされなかった馬について触れていきたいんですが・・・

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井崎脩五郎

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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