距離延長の2400mで笑うのは?

2014年05月27日(火) 12:00


◆イスラボニータが距離をこなせるかどうかについては遺伝子検査の話まで出てきて議論の的に

 ダービーでは皐月賞馬が人気になることが多いはずだが、今年のイスラボニータについては、人気にはなるだろうが一本かぶりとまではいかないだろう。それはやはり距離があるからで、同馬が距離をこなせるかどうかについては遺伝子検査の話まで出てきて議論の的である。

 一方で、どんな馬にも初距離や距離延長に関するリスクはある。そこで今回はいささか野蛮な調査法ではあるが、今回出走する馬たちの父について、「産駒の芝2400m以上戦初経験レースにおける成績」を調べてみよう。芝2400mではなく「芝2400m以上」としたのは、2500mや2600mを走ってから2400mに来るケースもあるからだ。その場合後から走った2400mのほうを対象にするのではなく、最初に走った2500m・2600mのほうをカウントすることになる。

 まずは問題のフジキセキ。「はじめての芝2400m以上戦」の成績は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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