ダービー出走馬をグループ分けして解説

2014年05月30日(金) 18:00


◆今年のダービーは難しい

 いよいよダービー。予想をする立場の人間として、いちばん当てたいレースである。ただ、今年は確たる軸がおらず、当てにいくことすら難しい。

 まずはダービーに出走する馬をどのようにグループ分けして考えるべきか整理しよう。ひとつは皐月賞組。それを前走好走組と大敗組に分けて考えたい。もうひとつは別路線組。オープン特別からの好走馬は極めて少ないので、基本的には「前走で皐月賞以外の重賞に出走していた馬」と考えればよい。当然ながら前走着順は良い前提となる。

 まず皐月賞組だが、前走好走組と大敗組の間には大きな成績差がある。せめて穴になるのなら大敗組を触ってみてもよいのだが、該当数の多さもあり、大敗組の回収率はぱっとしない。ならば素直に好走組から入ったほうがよい。

 皐月賞馬イスラボニータはやはり・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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