ジョッキーが語る「数字の裏側」〜川須栄彦騎手編【第4回】

2014年06月25日(水) 18:00

川須栄彦

川須栄彦騎手が語る“数字の裏側”第4回。今回は馬券にも役立つ(?)人気別成績や種牡馬別成績などからジョッキーの心理を分析していきます。さらに、川須騎手がもっとも気合いが入るレースも判明!?

(取材・文/大薮喬介)


■栄特別は妙に気合いが入りました(笑)

――人気別成績では、当然のことながら1番人気の成績がもっともいいです。騎乗数でも出てきたエバーグリーンが、川須騎手が乗った馬の中で、もっとも1番人気に多かった(7回)わけですが、結局勝ったのは2回でしたね。

川須 ひとつは2度目に乗せていただいた未勝利で勝ったんですよね。その勝ちっぷりが良かったので、その後も人気になったんですが、なかなか期待に応えられませんでした。

――道中は後方で、3コーナーあたりから動いて、結局2着に5馬身差をつけての完勝だったんですよね。エバーグリーンのように人気になりながら、なかなか結果が出ないと、やはり悔しいですか?

川須 うーん、人気はファンの方々が決めることなので…。自分が勝ち負けできると思っているときと人気が、必ずしも合っているとは限らないじゃないですか。もちろん、期待に応えられなくて申し訳ない、という気持ちはありますけど…。

――では、単勝1倍台に支持されたときはどうです? もっとも単勝オッズが低かったのは1.2倍です。どの馬に乗っていたか覚えていますか?

川須 あ〜、“ンンン〜ン”って感じの馬じゃないですか?

――えっ!? いやぁ、イントネーションだけ言われても…。

川須 「ホ」が入っているでしょ、馬名に。

――入っていません…。

川須 入っていませんか…。え〜、どの馬だろ。

――2012年3月に行われた中京の未勝利、芝2200mです。有名な冠名がついています。

川須 あっ、わかった!・・・

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