宝塚の穴馬に浮上 持久力勝負得意なミロティック/トレセン発秘話

2014年06月27日(金) 18:00


◆宝塚記念の顕著な傾向

 中村調教師は重賞に管理馬を出走させる時、過去10年のレースビデオをじっくりチェック。そこから浮かび上がる傾向をもとにレースの戦略を練る――。こんな話を以前、当欄で書いたことがある。

 宝塚記念といえば、瞬発力勝負にはならないのが顕著な傾向だ。過去10年でレースの上がり3ハロンが35秒を切ったことは一度もなく、36秒かかることが当たり前。時には37〜38秒台まで落ち込むこともある。阪神内回り2200メートルのコース形態、この時期特有の雨、レースの流れ…その理由はいくつかあるだろうが、頭数にかかわらず大抵はそれなりに速いラップで流れ、上がりがかかるのが定番となっている。

 明確な逃げ馬が不在で頭数も少なめの今年はスローになってもおかしくない? いや、これまで積み上げてきたレースの歴史を考えれば、今年もある程度上がりがかかる勝負になると見る方が正解だろう。

 となれば・・・

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東京スポーツ

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