昨年はハープスター、今年はタガノレジェンド。何の話かというと…/吉田竜作マル秘週報

2014年07月02日(水) 18:00


◆今年も基準が厳しいように感じてしまうこの時期のゲート試験

 去年の今ごろはハープスターがゲート試験をなかなかクリアできず、デビュー戦が中京開催までスライドした。時期的な傾向があるかは定かでないが、今年もこの時期はゲート試験の基準が厳しいように感じてしまう。

 先日、坂口厩舎はブラウンゼファー(牝=父ネオユニヴァース、母ブラウンシャイン)、エイシンシャルル(牡=父マーベラスサンデー、母アルカイックレディ)の2頭がゲート試験を受けた。

「朝イチに受けたブラウンゼファーは確かに(ゲートを)出て行かなかったから…。落ちたと思ったけどね。エイシンシャルルの方はスタートも出ていたし、遅くはなかったと思うんだ。あれで落ちるとは…」と坂口調教師。

 エイシンシャルルの不合格には、ちょっとした裏話もある。「日吉厩舎の人に『1頭だとゲートまで行かないから一緒に行ってほしい』と言われて。何から何まで合わせて行ったんですよ。そしたら向こうの馬が速くて遅れる形に。ウチのもブラウンゼファーよりはよっぽど速く出ていたんだけど…。見た目の印象が良くなかったんだろうね」と坂口助手。一緒にゲートを出せば遅れた方はどうしてもいいイメージを持たれない。少なくとも厩舎サイドはそれが原因で不合格になったと考えているようだ。

 実際、乗り手の感覚だけでなく、数字もハロン12.9-13.0秒と合格してもおかしくないレベル。これより遅い時計で合格している馬がいる以上・・・

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