巷の『競馬の格言』 本当のところはどうなの?【第1回】

2014年07月02日(水) 18:00

優作&恭介

7月のキシュトーークは、巷にある『競馬の格言』の真相に迫ります。実際に競馬で乗っている騎手はどう思っているのか? 国分優作騎手と国分恭介騎手がその疑問に答えてくれます!

(取材・文/大薮喬介)


■牝馬の狙いどころはやっぱり夏?

――今回は、巷にある競馬の格言についてお聞きしていきたいと思います。ちなみにおふたりは、知っている格言はありますか?

優作 あ〜、聞いたことがあります。女の子(牝馬)がなんちゃらとかですよね?

――牝馬にまつわる格言はいくつかあります。例えば、「牝馬は格よりも勢い重視」とか。この格言はどう思いますか?

恭介 実績のある馬よりも連勝している馬のほうがいいってことですよね? それはあると思いますよ。昇級したばかりでもアッサリ勝つこともありますし。

――実際に乗られていて、そう感じますか?

恭介 調子がいいときは、成績が崩れることはあまりない気がしますね。

優作 でも、それは牡馬にもいえることじゃないかな。女の子は季節繁殖動物だから、フケにしても年間を通してくるわけじゃないし。調子が良い悪いは、牡馬と変わらないと思いますよ。

恭介 フケにしても今は抑える薬があるしね。競馬に嫌気を差してしまうと、走らなくなることはあるかもしれないな。

優作 それはあるかも。気持ちがレースに向いているうちに、たくさん勝っているのかもね。ひねくれやすいからなぁ、女の子は。

――なるほど。牝馬が走らなくなるのは、調子の良し悪しや能力に陰りを見せるというよりは、気持ちの面が大きいんですね。

恭介 ええ、女の子が突然走らなくなるのは、気性の問題がほとんどだと思います。

――では、「夏は牝馬と芦毛を買え」というのはどうです?

優作 芦毛ですか!?・・・

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元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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