牡に出たのはプラス材料、ミクロコスモスの全弟ウェスタールンド

2014年07月16日(水) 12:00

ウェスタールンド(牡 栗東・佐々木晶三 父ネオユニヴァース、母ユーアンミー)

 阪神ジュベナイルフィリーズ(GI)で3着と健闘したミクロコスモスの全弟。父ネオユニヴァースは牝馬よりも牡馬のほうが走る傾向が見られるので、牝から牡に替わった本馬は期待できる。母ユーアンミーはフォワードギャルS(米G3・ダ7f)の勝ち馬なのでスピード面の心配はない。父の代表産駒ヴィクトワールピサ、ロジユニヴァースと同じくMr.Prospectorを抱えており、2代母ArchimillionnaireはCiboulette≒Coqueluche 3×1というカナダ血統のユニークな凝縮がある。この配合構成は魅力的。姉を超える可能性は十分あるだろう。

ダイワミランダ(牝 美浦・国枝栄 父ハービンジャー、母ダイワスカーレット)

 母ダイワスカーレットは有馬記念(GI)、桜花賞(GI)、秋華賞(GI)、エリザベス女王杯(GI)を制した女傑。その4分の3兄はダイワメジャー(04年皐月賞-GI、06年天皇賞・秋-GI、06・07年マイルCS-GI、07年安田記念-GI)で、近親にダイワファルコン(12、13年福島記念-GIII)がいる名門ファミリー。父ハービンジャーは・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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