2014年07月24日(木) 18:00
まず、トップハンデのサダムパテック。ハンデは「もっと背負うことを覚悟していた」(塩満助手)というだけに58キロは問題なしと陣営は考えているようでした。なにより調子がよさそうなんですよね。肌はツヤツヤ、眼にも活気があって元気そう。安田記念はかなり荒れた馬場にもかかわらず、ラストしっかりと伸びていましたね。そのときあたりから、大いに復調の気配が感じられます。夏場の競馬は未知数ですが、大丈夫そうに見受けられますよ!
復調の気配が感じられるサダムパテック
クラレントは追い切りでは稽古駆けするシャイニーホークとの併せ馬。橋口師は「思っていた通りの調教ができた。終いの反応もよかったね」とご満悦でした。左まわりについても「東京での実績からも問題ない」としていましたし。運動する姿を見ていても、実に凛々しかった。
実に凛々しかったクラレント
その他、3連覇を狙うフラガラッハもきっちりここに向けて仕上げてきたかんじですし。ホント、どこからいけばいいのか迷いますね。でも、素直にハンデの順に狙おうかな、と考えています。
シゲルスダチが栗東に戻ってから1週間。放牧に出る前より大人っぽくなりましたね。普段のそぶりもそうですし、調教での動きも大人しい。以前は力むところがありましたが、帰ってきてからはそれがなくなりました。
追い切りは帰厩直後、20日にさっそく行っています。ポリトラックコース、半マイルから56.1-40.0-12.9というラップ。馬なりで「シューっとしたかんじでリズムよく走っていた」(塩満助手)そうです。あがってきた直後のスダチの様子を見ていたのですが、実に落ち着いていて。そのあとには昔は苦手だった注射も素直に打たせていました。その後、木曜日にも坂路で追いきられています。ここまで、きわめて順調にきています。
きわめて順調にきているスダチ
一般論ですが、気性が勝ったタイプの馬が大人しくなると功を奏してコンスタントに結果を出せるようになるケースと、それに伴うように競馬も走らなくなることがあります。スダチの場合、どちらに当てはまるのか…!?こればかりは走ってみないとわかりません。でも、これまで競馬の前にはしゃいで力を消耗していたスダチだけに、この成長はいいほうに出るのでは?と予想しています。
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花岡貴子
デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)
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