群雄割拠の関屋記念有力馬を徹底分析

2014年08月15日(金) 18:00


◆距離短縮組が強いのでこの穴馬を…

 関屋記念は1番人気が強いレースだが、今年はある程度人気割れもしそうで、絶対この馬という存在はいない。ただ、穴馬を軸にしてヒモも穴だけという組み合わせは取りたくないので、軸は人気サイドから取ることを意識したほうが良いと思う。

 好走している血統を振り返ると、意外にもサンデーサイレンス系のシェアは小さく、もはや絶滅してしまったノーザンテースト系や、トニービン→ミラクルアドマイヤ親子が勝ち馬を輩出している。新潟は上がりの速い競馬になることも多いが、だからといって決め手のある血統が有利というわけではなく、「本来決め手のない血統でも速い上がりを使えてしまう馬場」ということかもしれない。

 1番人気はダノンシャークだろうか。G1で頻繁に掲示板に来るレベルの馬だから、ここで格上視されるのは当然だ。一本かぶりにならないのは58キロという斤量の影響だろうが、59や60ならともかく58は許容範囲。斤量で人気落ちするならトータルではむしろプラスの可能性もある。  マジェスティハーツは・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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