エピセアロームが重賞3勝目を狙う!! 北九州記念(GIII)

2014年08月18日(月) 18:00


 一昨年のセントウルSでロードカナロアを破った実績のあるエピセアロームがこのメンバーなら力上位だろう。休み明けの前走CBC賞を好走し重賞3勝目を狙う。それに右回りで巻き返しを期すベルカントや当地好相性のニンジャなどが挑む形。出走を予定している主な有力馬は以下の通り。

 エピセアローム(牝5、栗東・石坂正厩舎)は短い距離で堅実。前走のCBC賞は休み明けでの一戦だったが、勝ち馬からコンマ1秒差と力のあるところを見せた。今回のメンバーなら実績も上位だし、小倉コースも小倉2歳S勝ちに2012年のこのレースで3着と相性が良い。ここはまず勝ち負けに絡んできそうだ。

 ベルカント(牝3、栗東・角田晃一厩舎)は前走のCBC賞で1番人気の支持を集めながらも5着と敗れた。初めての左回りでコーナーでふくれていたし、実力負けではないだろう。今回は走り慣れた右回りで、しかも小倉はデビュー勝ちに小倉2歳S2着と相性の良い地。ここは巻き返し必至の場面だ。

 ニンジャ(牡5、栗東・宮徹厩舎)は昨年のこのレースで2着に入線。その後は詰め切れないレースが続いたが、暖かくなるに連れて成績が上昇。前々走のCBC賞では好メンバー相手に3着と好走した。今回は相性の良い小倉にコースが替わるし、昨年に引き続いての好走が期待される。

 ツルマルレオン(牡6、栗東・橋口弘次郎厩舎)は昨年のこのレースを制した後に右前浅屈腱炎を発症。今回はそれ以来となるので厳しいレースになりそうだが、今回のメンバーなら力上位だし、仕上がりが良ければチャンスは十分にあるはずだ。

 その他、前走は人気を裏切ったがコース替わりで巻き返しが期待されるルナフォンターナ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)、一昨年の覇者スギノエンデバー(牡6、栗東・浅見秀一厩舎)、軽い芝で巻き返しが期待されるリアルヴィーナス(牝3、栗東・安達昭夫厩舎)、時に大駆けのあるアイラブリリ(牝5、栗東・福島信晴厩舎)なども上位争いの圏内。発走は15時35分。

【データ分析/小倉芝1200mに条件が変更になった2006年以降】

人気…1人気は[1-0-2-5]連対率12.5%、複勝率37.5%と人気には応えていない。勝率が高いのは[3-0-0-5]の8人気で勝率37.5%、複勝率が高いのは[0-2-2-4]の2人気、[1-1-2-4]の6人気で50.0%。

年齢…最も成績が良いのは4歳で[3-5-5-16]連対率27.6%、複勝率44.8%と他よりも圧倒的に高い。5歳[2-0-1-37]複勝率7.5%よりも6歳[3-1-0-20]複勝率16.7%のほうが成績が良い。3歳は勝ち馬を出したことはないが[0-2-1-15]複勝率は16.7%と6歳と同率。7歳以上は[0-0-1-19]と連対馬が出ていない。

脚質…4角先頭は[1-0-0-7]と不振。2番手も[0-0-0-9]と先手を取る馬には厳しいレース。その先行馬を見る形になる3〜5番手が[2-4-4-20]連対率20.0%、複勝率33.3%と高い。10番手以降は[3-1-2-45]となっているが、その3勝は2010年以降で挙げており、近年は差し優勢の傾向が強い。

◆エピセアローム

・陣営コメント/桑村調教助手

「前走(CBC賞2着)も、いつもどおりよく頑張ってくれました。レース後は短期放牧に出して、ここを目標に帰厩。順調に来ており、状態はいい意味で平行線を保っています。1週前追い切りの動きも・・・

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