『夏の小倉競馬』いろいろ聞いちゃいました!【第3回】

2014年08月20日(水) 18:00

高倉稜

今回は芝コースについて、高倉稜騎手に聞いていきます。8月23日に行われる青島特別は、唯一の芝1700m戦。特殊な舞台での好走ポイントとはいったい!?

(取材・文/大薮喬介)


芝1200mは後半になればなるほど外枠が有利

――続いては芝コースについてですが、小倉は開催が後半になればなるほど、内が荒れてきます。やはり、前半とはレースの中身が変わってきますか?

高倉 全然違いますね。数年前に比べて開催は短くなりましたけど、それでも最終週になると、馬場がかなり悪化しています。先生(調教師)からの指示も後半になればなるほど、直線は外に出すようにと、言われることが多くなりますから。ただ、それでもたまに内の馬が粘ってしまうケースもあるんですよね。そこが小倉の難しいところです。

――道中も内を避けて通っているんですか?

高倉 だいたいはそうですね。ただ、いつも内側を避けるわけではなくて、スタートしてすぐに馬群が密集すれば、4コーナーまでは内にいて、直線で外に出す場合もあります。

――逆に短い距離でも前にいく組と後ろからいく組の隊列が大きく離れていることもありますよね。

高倉 馬場が荒れてくると、ジョッキー心理として、馬の走るリズムを大事にしたいと思うので、無理についていかない場合があるんです。

――それは、馬の走る気をなくさないように、ということですか?

高倉 そうですね。馬のリズムが狂ってしまうと、走る馬も走らなくなりますから。

――開催後半の芝1200mの仕掛けどころのポイントなどはありますか?

高倉 道中、無理なく前につけられる馬の場合は・・・

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元祖「キシュトーーク」のレギュラー陣、国分恭介、国分優作、松山弘平、川須栄彦、高倉稜を中心に、栗東・美浦・地方からも幅広く、これからの競馬界を担うU25の若手ジョッキーたちが登場します!

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