2014年09月03日(水) 12:00
ハナっ速い馬がそろうスプリント路線でも、とくにテンのダッシュ力に秀でていたエーシンダックマン(12年シルクロードS-GIII・2着、12年アイビスサマーダッシュ-GIII・2着)の全妹。母エイシンチタニアは未勝利馬だが、エイシンツルギザン(03年ニュージーランドT-GII)の半妹にあたる良血で、同馬はサクラバクシンオー産駒なので本馬とは4分の3同血(父が同じで母同士が親子)の関係となる。Nijinsky、Dr.Fagerと、父サクラバクシンオーとの相性のいい血が母方に入り、母の父スピニングワールドは「Nureyev×Riverman」という本格派。この部分がエーシンダックマンの持続力の根拠となっていたのではないかと思われる。同馬が本格化したのは古馬になってからだったが、本馬は牝馬に替わったことで仕上がりの早さが期待できる。POG期間中でも十分やれるだろう。
母エーシンマイスターは未勝利馬だが、その半兄にエイシンデピュティ(08年宝塚記念-GI、08年金鯱賞-GIIなど重賞4勝)、エーシンダードマン(07年菊花賞-GI・4着)がいる良血。タイキシャトルの代表的なニックスである・・・
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栗山求
68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG
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