荒れる重賞、新潟記念の「穴っぽい」馬は!?

2014年09月05日(金) 18:00


◆「無くもない」馬は積極的に

 新潟記念は過去10年で1番人気馬が[0-1-0-9]。2番人気も[1-1-0-8]。一方で6番人気以下馬の3着以内が17回と、馬券に絡んだ馬の過半数になっている。

 荒れるといっても準オープンやオープン特別から来た格下タイプがハンデに恵まれて穴をあけるということはあまりなく、波乱のGIIIの常連組だ。しかもそこに一定の傾向はなく、予想が厄介である。新潟実績も参考にはならないし、前走人気や着順で切り分けることも難しい(前走の時点でGIIIの10番人気以下だった馬だけはさすがに苦戦している)。

 予想という仕事を放棄するようだが、ファンの皆さんは「無くもない」くらいの馬を積極的に買い目に入れ、上位人気馬を目をつぶって消してみるような買い方でもよいと思う。3連複のフォーメーションだと「5〜9番人気から2〜3頭→5〜18番人気から6〜7頭→1〜18番人気から8〜9頭」といったイメージ。3,7,9頭でフォーメーションを組むと61通りになるが、1〜4番人気が2頭絡むパターンが排除されているので、的中さえすれば配当はそれなりにつく。

 鬼門の1番人気はマーティンボロだろうか。近走の成績はもちろん充実したものだが・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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