エーシンモアオバーが鮮やかに逃げ切り連覇達成/白山大賞典・金沢

2014年10月08日(水) 18:00


◆8歳にして衰えなく、むしろ昨年以上の力を発揮しての勝利

 今回、人気面で中央勢とほぼ互角の評価を受けたのは、中央から金沢に移籍して、そして現在は船橋所属のサミットストーン。レース中盤までは金沢のセイカアレグロが4番手につけて、なんとか地元の意地を示そうとしていたが、さすがに向正面で後退。やはり実績・実力どおり、中央4頭+サミットストーンの5頭の争いとなった。その5頭の道中の並び順から、2番手のグラッツィアを3番手のサミットストーンが最後の直線で交わしただけという結果。前日の台風の影響か、湿った時計の出やすい馬場だったとはいえ、JBCクラシックでホッコータルマエがマークしたコースレコードを、0.1秒ではあるものの更新したということにはちょっと驚いた。勝ったのは8歳のエーシンモアオバーで、昨年に続く連覇となった。

 エーシンモアオバーは、スタートこそあまりよくなかったものの、内の2番枠ということもあったのだろう、押してハナに立った。レコード決着を演出したのは、馬場状態もあったが、ピタリと2番手につけたグラッツィアだったと言ってもいいかもしれない。最後の直線までエーシンモアオバーから1馬身と離れることなくしつこくついてまわり、プレッシャーをかけ続けた。

 ちなみに昨年も・・・

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斎藤修

1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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