“やりたくてもやれなかった” 春からひと皮むけたパシフィックギャル/トレセン発秘

2014年10月16日(木) 18:00


◆秋華賞の3連単穴候補に

 今週の月曜(13日)。開門(午前4時30分)直後の美浦トレセンで国枝栄調教師と話していると、馬場から上がってきた椎本助手が目を丸くして当方に声を掛けてきた。

「今日は開催日ですよ。いや〜熱心ですねぇ。さすがです」

 否定はしなかった。時に褒められるのも悪くないからだ。だが、幸か不幸か彼は何も分かっちゃいない。我々もすべき仕事があるからこそ、開催日の早朝に起きているのだ。熱心さとは少し違う。宴会野郎とて社会人。やらなきゃならない“事情”があるだけだ。

 一方、サラブレッドには時に“やりたくてもやれない”逆パターンが発生する。今週の秋華賞に出走するパシフィックギャルの上半期は、まさにその典型だ。

「なぜ、この馬だけずっと坂路主体の調教なのかって?・・・

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東京スポーツ

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