菊花賞の有力各馬をデータ面を中心に分析!

2014年10月24日(金) 18:00


◆珍しい「距離延長歓迎」の馬は…

 今年の菊花賞はいかにも長丁場で買いたいという血統の馬がおらず、残念なところ。こうなると、神戸新聞杯の上位馬が来るという、ごく当たり前の結果になる可能性も高い。ただその神戸新聞杯は2,3着馬については当時人気薄だったこともあり、信頼すべきかどうかが難しいところだ。

 なにはともあれワンアンドオンリー。ダービーと菊花賞の二冠馬は過去にクリフジとタケホープしかおらず、この2頭は皐月賞不出走だった。三冠皆勤でうしろ2つを取るとはじめてのケースとなる。

 春に一冠のみを制した馬の菊花賞成績はイメージほど良くないのだが、該当馬が負けた年には別な角度から出てきたステイヤーがいたケースもあり、一方で今年はその気配はない。また、プレップレースで負けて本番でまだ人気というのは危険なパターンだが、この馬は前走を制してきている点が心強い。

 鞍上が当代きっての長距離名人というのも大きなプラス材料だろう。唯一の問題は・・・

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須田鷹雄

1970年東京生まれ。競馬評論家、ギャンブル評論家。中学生時代にミスターシービーをきっかけとして競馬に興味を持ち、1990年・大学在学中に「競馬ダントツ読本」(宝島社)でライターとしてデビュー。以来、競馬やギャンブルに関する著述を各種媒体で行うほか、テレビ・ラジオ・イベントの構成・出演も手掛ける。競馬予想に期待値という概念を持ち込み回収率こそが大切という考え方を早くより提唱したほか、ペーバーオーナーゲーム(POG)の専門書をはじめて執筆・プロデュースし、ブームの先駆けとなった。

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