全兄4頭がすべて重賞級のパラダイスリッジ

2014年11月12日(水) 12:00

パラダイスリッジ(牝 栗東・池江泰寿 父ディープインパクト、母クロウキャニオン)

 ボレアス(11年レパードS-GIII)、マウントシャスタ(12年神戸新聞杯-GII・3着)、カミノタサハラ(13年弥生賞-GII)、ベルキャニオン(14年共同通信杯-GIII・2着)の全妹。「ディープインパクト×フレンチデピュティ」の組み合わせはショウナンパンドラ、ウリウリ、アヴニールマルシェなどが出ており、母方に入るCaerleon、Vaguely Nobleも父と相性がいい。成功パターンを重ねた好配合馬で、兄弟が連続して走ったのは偶然ではない。この兄弟は馬体重と能力がおおむね一致する傾向がある。要するに筋肉量と馬格に恵まれた馬が高い競走能力を備えている、という単純な因果関係だ。牝馬に出たことで小柄に出ることが懸念されたが、春時点で460kg台ならば問題なさそう。重賞級の期待がかけられる。

ミッキークイーン(牝 栗東・池江泰寿 父ディープインパクト、母ミュージカルウェイ)

 全兄トーセンマタコイヤは現在3戦全勝。2戦目の山吹賞(500万下)で負かしたゴールドアクターが菊花賞(GI)3着、ショウナンラグーンが青葉賞(GII)を勝っていることから考えて・・・

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栗山求

68年生まれ。血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務めたあと97年からフリー。現在は血統関係を中心に雑誌・ネットで執筆活動を展開中。 関連サイト:栗山求の血統BLOG

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