「まさかの高馬」は走る? 走らない? (須田鷹雄)

2014年12月02日(火) 18:00


◆カッコいい感じが出てお得感がある「種牡馬のわりにセリで高かった馬」

 以前から調べてみようと思っていたことがひとつある。それは、「種牡馬のわりにセリで高かった馬の成績」だ。

 セリ価格の形成には母系の価値も影響するが、いちばん作用するのは種牡馬である。そして、商品価値の高い種牡馬を付けている率は大手牧場ほど高いから、種牡馬基準のデータはある程度生産者の価値も含むことになる。

 いまだとディープインパクト産駒は文句なしに高く、牡馬でノーザンファーム産などということになったら父と同じ7000万円で買えるかどうか。日高産でも5000万円クラスの話になってくる。

 一方で、「この種牡馬のわりに高かったな」というケースも実際のセリでは発生する。母系に価値のあるケースもあるが、デキのいい仔馬だったという可能性もある。この、「あの種牡馬にしては高いね」というケースは走っているのか? という話だ。

 2歳以上のセール価格税込み5000万円以上産駒(かつ中央に登録された馬のみ)が3頭以下だけ存在する内国産種牡馬(現在も産駒がいる種牡馬のみ)は29頭。ちなみに・・・

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