抽選を突破すれば果てしない未来が待っているロカ/吉田竜作マル秘週報

2014年12月10日(水) 18:00


◆今秋のGIシリーズの中でも屈指の難易度との声が上がっている阪神JFではあの馬に注目…

 2歳女王を決する第66回阪神ジュベナイルフィリーズ(14日=阪神芝外1600メートル)は、今秋のGIシリーズの中でも屈指の難易度との声が上がっている。ならば「POG日本一」を冠する男に登場願おう。若駒の情報収集能力では他の追随を許さず、業界一の“マツパク番”としても知られる吉田竜作記者にとって、阪神JFは最も得意なレース。えっ、今年は頼みの松田博キュウ舎のエントリーがない? いやいや、「牝馬のマツパク」を継ぎし男が送り込む、あの素質馬に注目だ。

 改めて昨年の阪神JFを振り返ると、なんと豪華な一戦だったか…。函館、札幌、新潟、小倉と夏の2歳Sの覇者がすべて牝馬というのも相当珍しいのだが、その4頭の覇者すべてが参戦。そのうちの2頭、レッドリヴェール(札幌2歳S)、ハープスター(新潟2歳S)はここで1、2着しただけでなく、翌春のクラシックでも話題の中心であり続けた。

 では今年は? 昨年のしわ寄せというわけではないのだろうが、昨年と比較してしまうと、小粒感は否めない。重賞勝ち馬はオーミアリス(小倉2歳S)、ココロノアイ(アルテミスS)、クールホタルビ(ファンタジーS)と3頭いるにはいるが、順に15、9、14番人気での勝利だったことが混戦ムードに拍車をかけているのだろう。

 もうひとつ。毎年のように、この阪神JFにキーホースを送り出してきた「松田博ブランド」不在の影響も大きい。ブエナビスタ(08年)、レーヴディソール(10年)、ジョワドヴィーヴル(11年)の勝ち馬3頭ほか、前出ハープスターなど、実に近7年で6頭を馬券圏内に送り込んできた、まさに“阪神JF御用達キュウ舎”だったのだが…。

 もちろん、現2歳世代にも・・・

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