ダッシングブレイズ、コートシャルマンなどシンザン記念、フェアリーS分析

2015年01月08日(木) 18:00


この時期に20キロ以上も前走から馬体が増えることは基本的によいことではないと判断してください

 今週は3日間開催。年始の雪も影響して、調整の難しい期間が続いたものの、トレセンニュースでもお伝えしたように、ウッドチップの状態が良好で、時計が出る馬場状態は強い調教を課したい馬にはプラス材料となった模様。特に終い重点の予定で、しっかりと動けている馬は順調そのものなので、今週はラスト1F最速ラップが好走を見せるレースも少なくないでしょう。

 あとは当日の馬体重。先週は20キロ以上増加した馬が16頭出走して、3着が2頭。人気に推された馬も少なかっただけに、馬券にどれほど役立つ情報なのか分かりませんが、やはりこの時期に20キロ以上も前走から馬体が増えることは基本的によいことではないと判断してください。

【シンザン記念/ダッシングブレイズ】

 新馬1着、こうやまき賞2着で崩れていない戦績。追い切りがしっかりとしているので、中身が出来ているのでしょう。この中間も坂路で本数を乗り込み、最終追い切りはCWで3頭併せ。C.デムーロ騎手が手綱を握って、感触を確かめるという内容でした。

 スマートレジェンド、ショウナンサアーダを追走して、直線は最内から先着。6F83.8秒、1F12.0秒という数字はもちろん優秀ですし、軽快な動きを見せたあたり、仕上がりが順調であることは間違いありません。

ダッシングブレイズ(1月8日撮影)

軽快な動きを見せたあたり、仕上がりが順調であることは間違いないダッシングブレイズ(1月8日撮影)

【シンザン記念/グァンチャーレ】

 デビュー前はラスト1Fの脚は素晴らしいものの、4F時計が遅いという追い切り内容。それが・・・

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井内利彰

調教をスポーツ科学的に分析した適性理論「調教Gメン」を操る調教捜査官。著書に「調教Gメン-調教欄だけで荒稼ぎできる競馬必勝法」「調教師白井寿昭G1勝利の方程式」「100%激走する勝負調教、鉄板の仕上げ-馬の調子、厩舎の勝負気配は調教欄ですべてわかる」など。また「Beginners room」では競馬ビギナー向けに教鞭をふるう。 関連サイト:井内利彰ブログ

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